第3章 ~痛い、恋 ~ (烏養 繋心)
やばい、
俺も、マジでイきそうだ…
さすがに、初めてで中出しはまずい。
でも、彼女より先にイくのは
男としてのプライドが許さない…
ガツ、ガツ、ガツと腰を激しく打ち付け
大きく育ったペニスを出し入れしながら
そして彼女の乱れた顔を見ながら、
遠慮のないよがり声を聞きながら、
奥歯を噛み締めて
放出するのを耐えていた。
『…烏養さ、ん、ぃっ、』
イけよ、という余裕もない。
口を開いてしまったら、
俺のほうが緊張がとけて、
出してしまう…
頼む、俺より先に、イッてくれ。
そんな思いで、渾身の力を込めて
彼女の中の奥の奥の奥に
ペニスをめりこませた。
『…きゃ、ぁっっっ、んんっ!』
彼女の内腿にグッと力が入り、
それと同時にナカが絞まったのを感じ、
フッと緊張が溶けた瞬間に、
俺はペニスを抜いた。
その直後に。
ビュ、ビュ、ビュ…
彼女の裸の腹の上から
胸の谷間、そしてアゴの下まで
白い精液が飛び散る。
…間に合った、よかった…
精液まみれで横たわる裸の彼女。
…それはとても淫乱な風景で…
謝るしか、ねぇだろ。
『…わりぃ、我慢できなかった。』
答える彼女は、予想外に幸せそうで。
『さっきから、
ワタシばっかりで申し訳なかったから…
烏養さんも、ちゃんと
感じてくれてたなら、よかった。』
そうはいっても…
まだらに汚れた彼女の体。
『でも…こんなにして…悪かったな。』
ゴソゴソと、後ろの席から
箱ティッシュを取りだし、
シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、と
ごっそり取って、彼女に渡す。
『ほら、これで拭けよ。』
イタズラっ子のような顔の彼女。
『拭いてくれないんだ?』
『…甘えるな(笑)』
『はぁい。』
俺は俺で自分のモノを拭きあげ、
彼女も何枚もティッシュを取っては
体を拭く。
そこにたまたまあったコンビニの袋にいれた
二人分の使用済みのティッシュは、
なかなかの量で。
…久々に、こんなに出たな(笑)…
さらに、
『これ…ごめんなさい、どうしよう…』
…と、彼女が手渡した、
シートに敷いていた俺のシャツは、
彼女の蜜でベタベタ、
さらに激しい動きのせいでシワシワ…
『あぁ、気にすんな。』
そのまま後部座席に投げ、
トランクスと短パンをごそごそと履き、
車を降りて、トランクを開けた。