第3章 ~痛い、恋 ~ (烏養 繋心)
『…烏養、さん、』
『ぁん?』
『…シートが、』
『なんだよ?』
『シートが、濡れちゃう…』
ほぉ、そーか。
それは、いい情報だ。
使わない手はないだろ。
『なんで?』
『…なんで、って…』
『なんでだよ?おもらしか?』
『ちがうぅ…』
『じゃ、なんで?』
左手で自分の股間を隠す彼女。
その指先が、もじもじと動いている。
『…私が、濡れてる、から。』
『お前、濡れてんだ。』
『…ん。』
『聞かせろ、音。』
『やだ。』
そう言うと思った。
『じゃ、俺がやる。』
右手は既に掴んでる。
そのまま、
股間を押さえる彼女の左手を払いのけ、
ワレメに指を滑りこませた。
ピチャ…
ぬるぬるのソコは、
もうワレメにそって小さな川が出来ている。
『びしょ濡れじゃねーか。』
『だから、シート、濡れちゃう…』
『いーよ、そんなこと。』
『…バッグの中、』
首をのけぞらせて、
シートの後ろを見ようとしている。
『何があんだ?』
『あたしの、ハンカチとって…』
…ちゃんとした子、なんだな。
でも、
そういう"いい子"をやめたくて
俺に声、かけたんだろ?
指をペタペタとワレメに当てて
ピチャピチャとした音をわざと聞かせる。
『ハンカチじゃ、とても足りねぇなぁ。』
『…何もないより、マシでしょ?』
『いいから、ベタベタにしてみろよ。』
『…気になって、イけないもん…』
(笑)なかなかハッキリしたご意見。
『どこまでも、お利口ちゃんだな…
わかった、ちょっと、待てよ。』
シートなんか後で拭けばいいんだけど、
気になって、イけない、というなら。
手早く、俺のシャツを脱いで下に敷く。
腰を上げさせたついでに
スカートも脱がせた。
『…シャツだって、濡らしたら…』
『大丈夫。着替え、あっから。』
トランクに、多分、着替え、のせてたはず。
『さぁて。』
片手で彼女の両手を絡めとり、
頭の上にあげさせて、
もう片方の手で、彼女の陰毛を触る。
サワサワと撫でたり、
ツンツンと引っ張ったりすると、
恥ずかしそうに、腰をよじる。
『これで、遠慮なく、イけるな。』
無言でコクンと頷く姿が
彼女のためらいのない気持ちを教えてくれる。
…遠慮なく、攻めてやろう。
陰毛に触れていた指を、
一気にワレメに突っ込んだ。