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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第2章 ~コータロー君の、ハツコイ~(木兎 光太郎)



元気一杯でクラスのリーダー、光太郎君。
おだやかで賢くてしっかり者の賢太郎君。

見た目はそっくり、
性格は正反対。
だけど二人はとっても仲良し。


イタズラをした光太郎君が
先生に怒られていると、
そーっと横に並んで手を繋ぎ、
光太郎君より神妙な顔をする賢太郎君。

賢太郎君の苦手なピーマンが給食で出ると、
すかさず自分のお皿に拾い上げて
こっそり食べてあげる光太郎君。

光太郎君が
発表会のお遊戯を覚えきれないと
スネて先生を困らせた時は
『同じ顔だから、バレないよね?』と
当日は僕がこっそり代わりに出ようか、と
申し出た賢太郎君。
(結局、光太郎君は発表会に出ました。
センターで堂々と、
人とは違う自己流のお遊戯を披露して
目立ちまくってました…)

賢太郎君が風邪を引いて休んだときは
『俺の分のオヤツを持って帰って
賢太郎に食べさせてあげるんだ』…と
自分の分のオヤツを鞄に入れて、
さらに自分はちゃっかり
他の子のオヤツに手を出して怒られた(笑)
光太郎君。

『賢太郎は、名前のとおり、
何でも出来てスゲーんだぞ!』と
兄の自慢する光太郎君。

『光太郎は、ハチャメチャに見えるけど
本当はスゴく優しいんだよ。』と
弟のことを教えてくれる賢太郎君。


自己主張が上手で正義感も強く、
リーダー的な存在の光太郎君は
良くも悪くも目立ってしまう
応援団長のようなタイプで、

何でも出来る賢い賢太郎君は
光太郎君が誤解されないように
子供ながらに気遣いが出来る、
いわば委員長タイプ。

そんな二人のことを、
担任の綾先生は
いつも平等に可愛がってくれました。

だから、二人は綾先生が大好き。

…本当は賢太郎君も、
綾先生に、毎朝
"ギュー"をしてもらう光太郎君のことが
ちょっと羨ましかったけど、

先生を『綾!』と呼び捨てにして
『オレのハツコイノヒト』と公言する
嬉しそうな弟を見ているだけで
満足だったのです。

『ボクと光太郎は、おんなじ顔だからね。
光太郎が嬉しい顔してれば、
ボクもニコニコなんだよー。』

賢太郎君はそんな優しいお兄ちゃんで、
光太郎君はもちろん、賢太郎君のことが
大好きでした。

だから。

ある日、
光太郎君は大好きな賢太郎君に
とっておきのプレゼントを考えたんです。

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