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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)



夜だから、だろうか。
こんなに想いが立ち止まるのは
1歩踏み出すには暗すぎる、
夜、だから?

朝がきたら、
俺も、綾ちゃんも、木兎も、
前に進もうと思えるのだろうか?

綾ちゃんが闇に迷わないように
そばにいてあげないと。…朝までは。

早く
心にも光を届けてほしいような、

でも
このままずっと、
俺に頼って欲しいような、

複雑な思いのまま、
肩から顔を引き離す。

泣いてはいないけど、
弱った顔。

『…いいよ、気が済むまで、やろ。』

今、射精したばかりだというのに
次にやるべきことを考えただけで
またすぐに勃ちあがるモノ。
…ヤりたい盛りで、よかった。
まだ、何回でもイけそうだ。

モノを抜き、
ゴムをつけかえる。

『…後ろ、向いて。』

四つん這いにさせて、
後ろから、尻の両方の肉をつかんだ。
さっき、引き抜いたばかりの穴。
まだ、テラテラに濡れて光ってる。

『…顔、見えないから。遠慮なく喘いで。』

返事を待たずに、挿入。
バチン、と音がするほど
激しく、奥まで、一気に。
そのまま、ギュッと押し付ける。

『ぁぁ…ん、』

声は、かけない。
顔が見えない体勢だから、
誰のことを考えててもいいよ。

気持ちよくなってくれれば。

黙って、奥を突きあげる。

打ち付ける度にこわばる肩。
大きくしなる、白い背中。
そして、
俺にだけ見えてる、
ワレメに出入りするモノ。

後ろ姿だけなのに、
なんでこんなにそそるんだろ…

そんなことを考えながら
ゴツゴツと突いていたら、

喘ぎながら、
綾ちゃんが、振り返った。

『…ねぇ…っ…はぁっ、おいか、わ、君、』

…バックでヤッてる時に振り向かれるの、
たまんねーくらい色っぽいんだよな。
男でそう思ってるヤツ、結構いると思う。

突き上げながら、返事する。

『…なに?』

『…ぁ、ぁ、ん…ね、顔…ん…見ながら…
はぁっ、ぁっ、イキたいよ…』

『…いいよ、見なくて。』

木兎のこと、考えてていいよ。

『…違、う…。おいか、わ、君、と、…ぁんっ…』

『…いいって。』

『…及川君…ぁぁんっ、
…誰のこと…ぁっ…考えて、る?』

なに、言ってんだよ?
決まってんじゃん?

今、目の前で腰振ってる
君のことだよ。

とは、
さすがに言葉に出来なかったけど。


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