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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)




心を寄せすぎてしまうことが怖くて
真剣な恋愛を避けてきた俺じゃ、

『目標を追いかけろ!』と言われて
彼氏を失ったばかりの
今の綾ちゃんの気持ちも

『会いたい』はずだった彼女を、
目標を達成させるために突き放した
木兎の本当の理由も、わからない。

ただ、
二人はそれぞれ、
大切なものを、1つ、失った。
そうやって、
目標に向かうことを、選んだ。

じゃあ、俺は?
強化組に入り、
目の前には、裸の綾ちゃん。

でも、中途半端だ。

強化組だけど、
全日本のレギュラーにはほど遠い。

綾ちゃんを抱くけれど、
俺の女ではない。

…ヤバイ予感がする。

何も失わないかわりに
何も手に入れられないような。

流れに、身を任せすぎだ。
自分の意思で行く先を決めてない。

そう思うのに、

目の前の裸に、抗えない。



…脳より、下半身に血が集まってる。
冷静な判断が、出来ない。

彼氏と別れたばかりの女。
俺が今までずっと、2番手の立場で
親友との成り行きを見守ってた女。

その彼女自ら、俺に抱かれたがってる。
我慢、出来るわけ、ない。



…突入。
今夜は、特別なんだ。

後悔しないためにも。


目の前のワレメに。
木兎の欲を受け入れ続けてきたソコに、
俺を、上書きしてやる。

『もう、
君は他の男に抱かれたんだから、
元の彼のところには戻れないよ。』

…という、揺らぎない事実を。

他の男に抱かれて、
喘いで、感じて、イッたんだ、

…という、はっきりとしたピリオドを。

そう決めてしまえば、
俺も、引き返せない。
2度と会えなくなったとしても、
今夜は、綾ちゃんを、犯す。



目の前で俺を待つ陰部のワレメは、
深い影と隠微な赤。
まるで、
俺の性格のように正反対な彩りが
アンバランスに見え隠れする。



『…後悔、ナシだからね。』

綾ちゃんの返事は敢えて待たず、

俺は、ソコを大きく広げさせ、
顔を近づけた。

左右の中指を突っ込んでひっかけ、
ワレメを開く。

固く尖らせた舌を
…さっき、あんなに
甘いキスを交わした舌を…

突っ込んで、音をたててみせると
綾ちゃんは
両手を後ろについてのけぞった。

綾ちゃんを、いよいよ、抱く。

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