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~愛ではなく、恋~【ハイキュー‼】

第1章 ~二番目の、恋~ (及川 徹)




もう1度、仕切り直し。

優しくキスをしながら、
そのまま、
両手でバスローブの合わせ目を開いた。

見下ろした先にある、
2つのなだらかな、丘。
…山、ではなく、丘。

大きくする努力、とか
男のために手入れした、とか
そういうものと無縁な感じの
ありのままの形が、
綾ちゃんの
飾らない性格そのものに見える。

『…ちっさいよね。』

『エロすぎなくて、いい。なんか、信用できる。』

『…褒めてるつもり?』

『褒めてるよ。すっごく、褒めてる。』

薄い色がなまめかしい頂きは
まだ、やわらかくて。

ここに触れたら、全てが変わる。

もう、
ただの友達ではない。
木兎と同じ女を抱く。

複雑な気持ちではあるけれど、
もう、引き返せないんだよ、
心も、身体も。
俺も、彼女も。

だから、目の前にあるその頂きに、
ついに、触れる。

指で、ツンッとすくいあげ、
舌で、ペロリ、と舐めあげる。

『…っ、はぁ、…んっ…』

柔らかかった乳首は
すぐに固く丸くひきしまり、
彼女の両腕が、俺の首を引き寄せた。

谷間、というほどではないけれど、
なめらかな丘の間に頬を寄せる。

横を向くと、
目の前、ホントに目の前に
白い肌と、色めきだった乳首。

手でこちらに引き寄せて
やわやわと揉みしだきながら
舌を伸ばして転がす。

されるがままの自分の胸を
見下ろしてる、綾ちゃん。

息が荒くなっているのは、
目の前の丘がだんだん激しく
上下しはじめる様で、わかる。

『…っん、及川君、はぁ、反対側、も…』

首を反対側へ。
こっちも、同じように
引き寄せて揉みしだき、舌で刺激すると、
柔らかかった頂きは、
あっという間に固く引き締まる。

抱き締められた俺の頭、
頬が触れている胸の間が
しっとりと汗ばんできたのを感じた。

…綾ちゃん、
もう、すごく興奮してる。

チラリと上を見上げると、目が合う。

…わざと、
目を合わせたまま乳首を舐めた。
いやらしさを感じてほしくて。

今、に没頭してほしい。
誰に抱かれてる、とか
そんなことを忘れるほど
夢中になってほしい。

だって、
もしかしたら"最初で最後の夜"は、
始まったばかり。

想い出でいいから、
俺との夜を、記憶に残してよ。

…想い出でいいから、
俺の記憶に、残させてよ。

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