第4章 送別会(3)
翔「雅紀!何で気付かないの。
ニノはね、雅紀に甘えたいの」
雅「え、そーなの!?」
翔「そうだよ。でも恥ずかしくて
言いだせずにいるんだ。
だから雅紀から
”いつも店でやってるみたいに
甘えてよ~”って言ってあげて?」
雅「分かった!」
相葉くんは張り切ってそう言った。
雅「か~ずっ」
和「・・・なによ」
・・・さぁ、どんな風に相葉くんが
切り出すのか。
2人のやり取りに皆が
注目していたその時。
「失礼します」
タイミングよく襖が開いて
先ほど僕を案内してくれた
店員さんが入ってきた。
「お飲み物とサラダをお持ちしました」
そう言ってテーブルに飲み物を
置いていった。
店員さんは飲み物とサラダを
机の上に並べると
「失礼しました」
そう言って出て行った。