第4章 送別会(3)
雅「かず・・・ごめんね?」
和「別に・・・謝らなくていい」
雅「かずぅ・・・そんなこと言わないでよ・・・」
和「っ謝んなくていいから、だからその・・・」
さっきの威勢の良さは消え、
顔を真っ赤にしている二宮くん。
二宮くんが何を言いたいのか
僕は大体見当がついた。
なんたって2人は最近付き合い始めた
カップルだからね。
ほら。
他のみんなも二宮くんが何を言いたいのか
気付いてる。
今さっき注文をおえた櫻井くんも
にやにやしながら
2人のやり取りを見てるし。
でも・・・そういうことには
鈍い相葉くんには二宮くんが
何を言いたいのか分からないみたいで。
雅「・・・?どしたの、かず?」
和「だからぁ、その・・・
っもういいよ!」
全く察してくれない相葉くんに
恥ずかしくなったのかぶっきらぼうに
なんでもない!っていう二宮くん。
雅「え~!なんだよそれ。
気になるじゃん、教えてよぉ」
和「もういいってば!」
翔「雅紀、ちょっと」
2人のやりとりにしびれを切らした
櫻井くんが相葉くんを隅っこに
連れて行った。