第1章 束縛彼氏
お風呂から出て髪の毛を乾かすと、突然の睡魔に襲われた。今日はいろいろなことがあって思ってた以上に身体が疲れていたらしい。
今日はいつもより早いけど、李人さんの言う通り早く寝て身体を休めることにしよう。
スマホの電源ボタンを軽く押し、メール画面を開く。
〈おやすみなさい(z_z)
明日また大学で会いましょう。〉
送信をタップして、スマホの電源ボタンを軽く押し、画面を伏せて枕元の机の上に置いた。
部屋の電気を落とし、毛布を頭まで覆い、今日の出来事が夢ではありませんようにと、念じながら微睡みの中に落ちていった。
その間、スマホの画面にメールが届きましたの表示が幾度となく届いていることを私は知らなかった。