第1章 束縛彼氏
私は動けずにお尻を突き出した状態でへばっていた。すると李人さんに、下の突起を摘まれてしまった。
「何休んでんだよ。」
「ぃっ…、」
「なんで俺にお仕置きされてるかわかってんだろうな?」
そう、私は李人さんの前で電話をしたからお仕置きされている。約束を破ったから。
ベッドの下には壊されて使い物にならないスマートフォンが転がっている。
「俺の前では俺の事だけ考えてればいいって、何度言えばわかるのかな皐月…?」
「もぅ、しません…、」
「よろしい。」
李人さんはこんな感じでいわゆる「束縛彼氏」。
本人もそのことを自覚している。そして、私も同意の上で付き合っている。
そんな束縛彼氏と私の物語…