第6章 継続は力なり
「おまんら無事かァ?!」
合流してきた声のデカい人は、元気なのは相変わらず…
満面の笑みをしてて、見てるだけで疲れが何となく取れた気が…
「雅さん!ご無事で」
今度は黒子野も来た
雅の安否が気になり、敵陣の中を駆け抜けてきたというところだ
「良かった…高杉さん、雅さんをすごく心配してたので」
「!」
高杉は またもや図星で、ハッとなる。
「私のことはいい。それよりも高杉が足痛めてるから早く手当てを」
「!」
雅にも言われる始末…
「おーおー。おなごに心配されちょるとは、まっこと鬼兵隊総督のメンツが立たんの~」
相変わらず火に油の発言をしてくるチャッカマン
高杉は口は笑ってるが怒りマークをつけて明らかに怒ってた
「だったらてめェのそのマヌケ面、面と言えねェくらいにしてやろうか?辰馬鹿」
相当イラついたのか、馬鹿と交じらせ
・
辰馬鹿と文字った
辰馬「何じゃそれ?“たつばか”?“たつまか”?
どっちが正しいんじゃ?」
いや注目するとこそこかよ
器もデカいので怒ってない様子だ。
銀時「どっちでもいいだろ?てめーが馬鹿なのは初期設定から変わりねェから」
桂「なるほど。ツッコミ担当の高杉にしては、いいたとえじゃないか」
黒子野(うぅ…段々と喧嘩になってる気が。この状況にこの人たちは、本当にスゴい…)
(言ってる場合か?)
上から考えることは十人十色
「何がともあれ!これでようやく、キセキの世代全員集合じゃ!」
「何がキセキの世代だァ?もう違うアニメになってんじゃねか」
並ぶと10cm以上の差がある2人がもめ始めた。
「ただ、ルールなら5人しか入れんからのぅ。試合中にケガした高杉が一旦黒子野とチェンジして、何とか第4クォーターまで持ちこたえよう」
「いつから俺たちバスケしてたんだ?しかも俺は補欠扱いか」
さっきから完全にいじられてる高杉が、何だか可哀想に見えてきた…
雅は空気を変えるために、冷静な振る舞いで話を割った。
「私は戦にルールなんてそんな堅苦しいもの存在してるとは思えないね」
それに、そんなのなくったってさ…
「アンタらには自分の“ルール”(武士道)がある。それだけで十分だよ」
『!』