第6章 継続は力なり
「銀!無事だったんだ」
「おかげさんでな。相変わらず無茶してんな」
やれやれと呆れて言われたが、頼もしい?援軍が来てくれて内心ホッとした。
「にしても」
刀に体重をかけ、疲弊してる高杉の様子を見た。
「何だそのなり?爆撃でも食らったか?“俺がお前を護る”って言ってたのにな」
「い、言ってねェ!」
(何でその事知ってんだ?!)
83Pでふと思っただけだ!コイツサトリか?
いつもは即殴りにかかるが、生憎今は疲労で体が思うように動かねェ
銀時は馬鹿にするように言った。
「モテ男(ヒーロー)がヒロイン守るのは、ジャンプでもお決まりのシチュエーションだろ?昔からそうだよな。俺よりモテるのに、実力では俺より…」
ガッ!
高杉は銀時の胸ぐらを掴んだ。
「それ以上言えばぶった斬る…!」
マジで斬るような殺気を放った。
雅は、高杉の腕を掴んだ。
「2人とも。落ち着いて」
喧嘩寸前の2人を冷静にさせようと間に入った。
胸ぐらを掴まれても銀時は癇癪を起こすことなく、静かに言った。
「そんなんでくたばるタマかよてめェは…?
俺に喧嘩腰できるくらいなら、護りてェもんはしっかり護れよ」
その途端、高杉はハッとなった。
そうだ…こうなったのも、俺が無茶したから
ケガもなく万全であれば、アイツの忠告さえ聞いてれば、苦戦することは…
考えてみれば、俺が…
「ッ……」
頭を冷やし、銀時から手を離した。
「ま、お前らの代わりに俺が全部片付けてやるよ。そこで休んでろ」
その言葉で2人はムッとなった。
「ふざけんな。てめェにだけは世話になんねェ」
「甘党なアンタにも貸し作るくらいなら、菓子でも作った方がマシだ」
雅はさり気にダジャレを言ったが、誰もツッコまなかった。
そうだ。私たちはまだ戦える。終わるわけない。なぜなら…
“俺たちの戦いは、これからだ!!!”
~END~
ご愛読ありがとうございました!応援ありがとう!!
100P突破記念で完結しちゃうけど、次回作も期待してね♪
ドゴォンッ!!
「じゃねェェだろォォォ!!!
何とんでもねェ所で完結させてんだ!!」
99Pぶりの登場ゆえに、新八は白夜叉姿の銀時にツッコんだ。