第2章 黒の教団
萩「ん?なにこれ・・・わ、ちょっ」
ヘブラスカ「怖がるな・・・少しお前を探るだけだ」
白い髪の束が萩を宙に浮かし体に纏わりつく
アレン「待って下さいヘブラスカ!?」
萩「ひぁっ・・・どこ触って・・・」
ラビ「何かエロイさ萩」
アレン「何言ってんだエロウサギ!!」
ラビ「そう言うアレンも顔赤いさ」
スルッと帯揚げを解き死覇装の中へと侵入してきた
萩「やぁ・・・ちょ・・・いい加減に・・しないと・・・」
?「縛道の四 這縄」
縄状の霊子がヘブラスカの髪に這うように纏わりつき拘束する
ラ、ア、コ、リ、ユ「「「「!!!!?」」」」
萩「これは」
?「何をしている萩」
ヘブラスカの髪から滑り落ちた萩を抱きとめる
萩「白哉!?何でここにいるの?」
痩躯で、肩にかかる程度の長さの黒髪の中性的な容姿の男性の出現にラビたち一同は驚きを隠せない
コムイ「ちょぉーどうやってここに入ってきたのぉぉー」
白哉「萩の霊圧を辿ってきたまで、ここは守りが甘いな」
コムイ「そんなぁぁーー」
しくしく泣きだすコムイを無視し落ちている帯揚げをひらう
ラビ「落ちてたさ」
萩「ありがとうって言うとでも思ったラビ?」
ラビ「え゛あの・・萩さん怒ってます?」
萩「さっき助けないで見てたよね?」
ラビ「オレだけじゃ無いさ!?アレンも同罪さ!?」
アレン「え゛!僕は止めてましたよ!?」
後ずさりながらアレンも道ずれにしようと叫ぶ
萩「問答無用!?破道の一 衝!」
帯直しながら破道を放つ
ラビ「うわぁぁぁー」
萩「一番弱い破道にしてあげたんだからね」
?「隊長ー朽木隊長!?」
白哉「ここだ恋次」
恋次「早いっすよ隊長」
シュッと白哉の横に現れたのは赤髪で眉毛から額、首から上半身にかけて大仰な刺青を入れている男
アレン「わあ、ラビと同じような赤髪だ」
恋次「ああ゛そんな弱そうな奴と一緒にすんな」
ギロッとアレンを睨み付ける
萩「ここの人はイノセンスっていう武器持ってるみたいだよ、ラビはさっき炎の蛇出して戦ってたしね
恋次といい勝負じゃないかな?」