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ボトルにたくさん詰め込んで【短編小説】

第1章 【黒バス】今日もうまい飯を求めて 【青峰大輝】


「お疲れさまでした。」


きっちり定時に終わらせました。
にっこりと微笑み、くそおやじにどや顔をする。

苦虫を噛み潰したような顔をしていた。ざまぁみろ。


ゆらゆらと満員電車にゆられること30分

最寄り駅につくと後ろから声をかけられた。


「ようよう、仕事中に電話をよこしやがった青峰君。」

「よう、飯出来てんのか。」

「貴方私の子の姿を見てもそれを言いますか?」


馬鹿峰はまだまだ健在のようだ。



帰りがけにスーパーによってオムライスの材料を買う。
いつの間にかかごにはビールが入っていた。
あとでお金を徴収しないと。
















「ただいまー」

「ただいまー」

「お邪魔しますでしょ」


子供みたいな注意になんて聞く耳を持たず、人の家にずかずかと入り込んでいく。
こんなことで起こっているのもあほらしくなってきた。

「適当に座ってて」と言おうとしたころにはすでにテレビをつけてくつろいでいた。

仕方ないね、第三のお家だものね。


チキンライスを作りながら、時折青峰を見る。
なんだか子供を見守ってる気分になってきた。

でも、それもなんだか悪くないなーなんて思ったり。


気分がよくなってきたのか、フライパンを振ったり、鼻歌を歌ったりしていたようだ。


「楽しそうだな。」


後ろから手が伸びてきてフライパンのチキンライスが少し取られた。


「なにしとんねん」

「腹減ったんだよ、早くしろ。」

「もうできるわ、おとなしく座ってないと飯抜きにすんぞ。」


へいへいとリビングに戻っていく。

卵に少し牛乳を入れてふわふわにする。
これはおじいちゃん直伝のふわふわ卵。
おじいちゃんのところでたくさん練習して、認めてもらったから、味に自信はある。


卵に「自炊しろ」というメッセージを添えて、持って行った。
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