第6章 雪・月・華 ~その白き腕に~
乱れた襦袢は容易に捲れた。
その白い脚を伝う、男たちの精。
目眩がするほど艶めかしい眺めだった。
潤は目を逸らしながらそこに手を伸ばす。
手ぬぐいでそれを拭き取ってしまうと、また襦袢を下ろした。
「明日、照さんに中まで綺麗にしてもらうんだよ?」
「うん…でもぼく、お腹が痛くなっちゃう…」
いつも男たちは智の白い皮膚に精を放った。
だが今日の”客”は智の身体の中に放っていった。
我慢がならなかったのだろう。
潤の手が震えた。
だって…どうすればいいの…?
「いつも…翔坊っちゃんはどうしてるの…?」
「ここに…指をいれるよ…?」
ごくりと潤は唾を飲み込んだ。
「わかった…」
潤がそう言うと、智は身体を起こして潤に向き直った。
そのまま襦袢の裾を割り開き、白い足を潤の前に晒した。
その脚はこの部屋から出ないから萎えた細い足だった。
ゆっくりと足が割り開かれた。
そこには銀糸の茂みに包まれた、智の根があった。
あまりの美しさに潤は目を逸らした。
やっぱり智は天使様なんじゃないか…
あのようなところでも美しいなんて…
しかもそれは屹立していた。
どうする事もできないまま、潤は智の足の間に身体を滑らせた。
「腰を…上げて?」
素直に智は腰を潤の方へ向け、その蕾を晒した。