第11章 戦
数「三日月さんを...!
まだこの本丸の何処かに居るんです!」
この本丸の全体は全て政府が調べたと言っていたし残っている男士も数珠丸恒次だけだと言っていた
自「おい政府どういう事だ説明しろ」
政「ちょっと待って...どういう事...
私も調査したけど三日月宗近なんてこの本丸で1度も見てないわ...」
近くにあったノートパソコンを開いてカタカタと何かをしている
その画面を覗き込むとこの本丸のデータがズラリと並ぶ
このデータを見る限り政府の調査忘れなどではないようだ
歌「数珠丸さん大丈夫かい」
数「すいません...」
大「主。」
自「...あー!!
考えるより行動だ!!
霊力をたどる!!
その方が速い!」
地面に両手足をついてその本丸内の大きさを図る
うちの本丸よりは数倍小さい...
これなら余裕で辿れるか...
本丸内の部屋の隙間や屋根裏。
色々な所を見ていく
自「くっそ!!数珠丸!どこにも居ねぇぞ!!
何か手掛かりくれ!!」
数「例えば...」
自「なんでもいい!どこで三日月を見かけたかとか!
どんな様子だったかとか!」
数「本丸裏の茂みの方で見かけました!
泣いていて!」
自「本丸裏...?」
あそこか...!
そこから霊力が残っていれば辿れる!
茂みの方を探っていくと一つの扉が地面に張り付いている
地下か...?
その扉に入ろうとした瞬間何かに弾き返され自分の体も少し地面から離れる
自「いっってぇ!!
あんっのクソ審神者!!
いっちょ前に札なんか貼ってんじゃねぇよ!」
歌「弾き返されたんだね(笑)」
大「居場所は?」
自「分からない。
けど地下に続く扉みたいなのはあった...
くっっそぉぉぉお!目がいてぇ...
とりあえず、その扉の場所は特定したから札剥がしに行くぞ...」