第39章 好きな物
後半少し小説の書き方が変わっています
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蛍「かせーん…みつただ〜……お腹空いた……」
歌「おやおや、大食いさんが先にお腹すかせてしまったね……」
燭「なにか摘めるものあったかな……」
差袴を着た蛍が疲れたような顔をして厨の椅子に座る
基本蛍は本丸の神社に居ることが多い
そのため畑も厨当番もほとんど任せない
自「今日は何したの?」
蛍「殆ど毎日同じだよ〜
朝拝して、境内の掃除して、夕拝して……
それで一日が終わっちゃう〜!!!!!
鶴丸はたまにしか来ないし早くほかの神社暮らしが長い人が来て欲しいよ〜……」
歌「こらこら、縁起でもない事言わないの
これでも食べて待ってて」
出されたのは枝豆
少し不満そうな顔をしながらも黙々と食べる蛍の頭を撫で厨を出る
しばらくは静かな日常がおくれるかなと一息つき自室に仕事をしに戻る
髭「あ、おかえり〜」
膝「おお、主
ちょうど今始めたところなんだがやるか?」
自「なんで私の部屋にいるんだお前ら」
三「ジェンガしに来た」
伽「仕事か?俺らの事は気にするな」
私はやらない と一言いってパラパラと過去の資料と見比べながら包丁藤四郎の記録を書き出していく
後ろではうわぁ!とかガラガラガラと崩れる音が聞こえてくる
静かすぎるのも落ち着かない私にとっては作業が捗るいい環境音だ
政「じゃあこっちが服ね
それでこっちが細かい小物達」
自「これで全部か?包丁」
包「うん、多分
それはなんだ」
政「これ?これはここの本丸で使ってるやつ
部屋の名前札、それからラジオ体操カードに、出席札
使いたかったら使ってって感じのやつよ強制はしないわ」
「ふーーん」
興味無さそうに受け取るが貰ったものをまとめて自分の前に抱える
「別にこれくらいここに合わせるよ」
「ありがとな」
「……ふんっ……」
ムスッとした顔で背けられ苦笑をする
それでも何とかここに住まうことを決意したのか小さな声でよろしくと言われた