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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第11章 戦




政「そんな所にあるの?」

自「絶対ある!
クソ野郎...絶対三日月見つけ出してやる...」


ひとり草むらでゴソゴソと地面を探る
すると変な鉄の取っ手に触れてかき分けると札とカモフラージュの草


自「あったぁぁぁあ!!!」

政「嘘っ!?
ホントだわ!?」

自「...剥がすからとりあえず下がっといてください
何か封じてるのかもしれないですし」


爪でこすり端の方から札を剥がしていく

剥がすと同時に涙がどんどん出てくる


大「主...?」

自「大丈夫
多分これ三日月の感情。
歌仙倶利伽羅、ごめんこの取っ手引いてくれる?
私の力じゃ開かないの」


開けてもらうと近くに電気をつける場所があり付けると薄暗いが階段が見えるようになる

政「私も行くわ」

自「大丈夫だよ
私どうせ死なねぇし(笑)
みんなそこで待っててよ」


永遠と流れてくる涙を拭きゆっくりと階段を降りていくと鉄格子が見える

向かって左側の鉄格子の中には太刀が1振り刀掛けにかけてあるだけの何も無い部屋
右側には隅で蹲って薄汚いシーツのみをきた男
その男の隣にはしわくちゃのベット

とりあえず声はかけずに奥の壁にかけてある鍵を取り左側の鉄格子を開けて刀を取り鞘から少しだけ抜く

手入れも綺麗にされてる。
刀は大事にされてたのか。


「...俺を...折ってくれるのか...?」


声をする方へ目を向けるとやつれた男が目の中の三日月を光らせてこちらを見ている

こんな姿でも流石天下五剣か。
美しさは保たれている


自「折って欲しいのか?」

三「そうだな...こんな所にはもう居たくない
人間の姿は辛い事ばかりだ...」

自「こんなに綺麗なのに折るのは少々勿体ねぇなぁw」


刀を持って三日月の鉄格子の前で座ると少しだけ三日月が寄ってきてくれる


三「お前は俺が会ってきた人間と少々違うな...
それにまだ小さい幼子のようだ...」

自「ふんっ...お前が私と契約できたらこの地下から出してやるよ」

三「俺には主がいる...それは出来ない...」

自「お前の主は死んだよ
言ってしまえばお前はもう自由だ」


その言葉を聞くと目を見開いて息を飲む三日月
するとハラハラと涙を流し始めた
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