第11章 戦
歌仙は弓を私は銃を持ち階段を上っていく
特に作戦はない。
私が銃で苦無を落とせなかったら歌仙が弓で。
それでも落とせなかったら。
倶利伽羅に突っ込んで貰い一気に型をつけてもらう。
単純かつかなり脳筋な作戦だ。
苦無さえ落としてしまえばあとは親玉であるまだ敵審神者になりたての弱い元審神者を殺すまでだ。
静かに索敵をするが静かだ
きっと短刀だから音がしないんだ。
弾があるか確認をして構えながら進むと曲がり角から苦無が顔を覗かせる
歌仙もしゃがんでる私の後ろで弓を構える
「......」
自「...ふぅ〜...」
ゆっくりと狙いを定め決まったと同時に凄い勢いでこちらに向かってくる
バァン!バン!バン!
自「くっそ!歌仙!」
歌「分かってる!」
短刀の速さから言って矢を打てる数は1本のみ
歌仙の命中率は高くないのは分かってる
矢は真っ直ぐと苦無に行くが苦無がギリギリの所で避ける
当たったのは私の3発中の2発だ
この1発で決めてくれ
自「倶利伽羅!!!」
大「せいやっ!!!!!」
倶利伽羅の一撃で粉々になる苦無
歌「流石カンスト...(笑)
やっぱり君にはまだまだ勝てないね...」
大「ふんっ…(笑)」
自「桜舞ってる桜舞ってるwww」
得意げになる倶利伽羅を笑い奥を見ると何か黒いオーラに包まれた人間がこちらにゆっくり向かってくる
自「...審神者だ。」
大「もう手遅れだな。」
歌「主。
ここは俺に殺らしてくれないか?」
歌仙を見ると完全に刀のそれ
今のこいつなら絶対に負けない
そう確信できる者だった
自「出来るんなら、やってみろ」
歌「ありがとう」