第10章 恐怖
歌「僕は何か胃の中に入れるもの作ってくるから先に始めといてくれ」
大「わかった」
ゴムを付けて主の中に入れる
その瞬間少し自分の体が重くなるのがわかる
俺の力を吸い取っているのか
普段は力を分け合う形だから体の調子がかなり良くなるが今の主には分け合う力が無いせいか吸い取られる一方だ
確かにこれは体力勝負だ
自然回復が重要だな
一定間隔で仙と交代しないと体力が持たない...
大「はぁ...!はぁ...っはぁ!」
仙が静かに襖を開けて入ってくる
歌「食べ物と飲み物沢山持ってきた...
...汗だくじゃないか...」
引いたような声が降ってきて仙を睨む
大「変われ...!
このままじゃ俺が潰れる...!」
歌「僕は文系なんだけどねぇ...
大丈夫かい?」
大「無理だ...15分感覚で交代するぞ
...はぁ...はぁ...」
仙が持ってきた大量の飲み物とおにぎりなどの食べ物を口に詰め込み壁に寄りかかる
歌「...っ...これは...結構...凄いね...」
大「無駄に動いて体力消耗しない方がいい...
そのままでいても体力が奪われるからな」
歌「これを15分交代でするのか...
しかも12時間...」
大「完全に体力勝負だ
でもある程度力が戻れば楽になるだろう
快感なんて感じてる暇ないぞ」
歌「文系にはかなりの重労働だね...」