第10章 恐怖
扉を壊して中を見ると襲われている主の姿
そして俺らがこんなに騒いでいるのに腰を振り続けている男。
主の力に触れて正気が無くなったか...
歌「へぇ...いい度胸じゃないか...」
大「...っ!
仙待て!!」
俺が止めようとした時には遅い
当たり前だ。
機動が違う
歌「...ふぅ...」
そちらに目をやると男の首を持った歌仙
こっちも完全に正気を失っている
歌「...俺を怒らせた貴様が悪いぞ」
首を放り投げると男の身体を引っ張り腕や脚を切り落としていく仙
もうこいつは落ち着くまで放っておくしかない
脇にあったタオルをとって主を包んで持ち上げる
目は開いているが意識がほとんどない
息も浅い
主が死ぬ事は無いが
早く体を清めないと
誰かが警察を呼んだようでサイレンが聞こえる
主のけーたいはどこだ
政府に連絡しないと
主の服を漁ってけーたいを取り出して政府に電話をかける
政「大丈夫よ!今向かってる!」
大「主が穢れた」
政「大丈夫、清めれば問題ないわ
切るわよ!」
男達が入ってきて拳銃を向けられる
「うごくな!」
大「...っ...」
歌「...なんだい?
その男達も俺達の敵かい?」
大「仙、もういいんだ
落ち着け...主を助けたいなら。」
歌「...そうだね...
少し楽しかったんだけどね...
しょうがないか...」
政「すいませぇぇぇぇえん!!!!!」