第6章 戦い方を忘れた刀
3日後...
大「すあまとずんだ餅とカステラを2つづつくれ」
歌「ん〜僕はこれとこの練り菓子を三つづつ」
こいつら...
私が喋れない事をいい事に好きに買いやがって...
別に良いけど...
大「主と仙のぶんも買った
帰ったら一緒に食べよう」
歌「僕も主と伽羅の分を買ったんだ帰ったらお茶でも入れて皆でお花見しよう!」
あぁ...二人して花弁散らせて...可愛いなこの野郎...
周りから野次を飛ばされるが歌仙と倶利伽羅はそんな事は知らんとでも言うように私の肩を抱いてズカズカと歩く
大「仙、腕が邪魔だ」
歌「伽羅こそ邪魔だ、僕が先に腕を回したんだ」
大「俺の方が先に腕を回そうと思っていた」
こいつらの小さい争い事は耐えないが多分他の本丸でもそうなんだろう...
歌仙は他の男士と関わりが無くてこうやって喧嘩するのもここの本丸来てから初めてだし
倶利伽羅も最近は笑う事を少しづつ覚え始めた見たいだし
いい経験だ。
大「なんだワカメ...勝負か...」
歌「それもいいねインド人...
どっちが主にふさわしいか決めようじゃないか...」
大「ふんっ(笑)
...俺に決まっているだろう...」
歌「それはどうかな
雅で風流な主には君みたいな短期で野蛮な仔犬じゃなくて
華やかでおしとやかな花のような僕がふさわしい」
大「おしとやかね...
お前も大概短期で野蛮だと思うがな」
歌「...なんだと...本丸に帰ったら勝負だ...!」
大「あぁ、勝負だ。」
しょーぶしょーぶ言いながら私を挟んで2人で口喧嘩
こういう時声出せないのが辛い...
まさか一人増えるだけでこんなにも賑やかになるとは思ってなかったな(笑)
そろそろ本丸のお約束でも作るか...
とりあえず帰ったらゲンコツだ