第5章 助けに来ました
靴を脱いで本丸の中に入る
政府がついてこようとしてたけどやめてもらって倶利伽羅と私だけで中庭を探す
大「中庭の場所、分かるのか?」
自「力を辿っていけば一発だ
それにそんなにデカくないしな
迷う事もそんなに無いだろ
......ほらな?」
歌「おや、いらっしゃい」
フードを取り歌仙に近づいて座っている歌仙の目線に合わせる
自「歌仙兼定、私はケオと言います」
大「初期刀の大倶利伽羅だ」
歌「あぁ、知っているよ
この間はごめんね
それにしてもこうやってみて見るとまだまだ可愛い小さな女の子じゃないか」
頬を手で包まれて微笑まれる
自「仕事はちゃんと出来ますよ(笑)」
歌「じゃなきゃこの仕事には付けないからね
来てくれてありがとう」
自「助けの手紙を出されたんですから、来るのは当然です
この本丸へのお別れは大丈夫ですか?」
歌「あぁ、大丈夫だよ
君たちが来る前にお別れは済ませている
ただやっぱり少し寂しいね」
自「当たり前です、人間の姿になって初めて暮らした場所ですから
では、行きましょう」
私が立ち上がると歌仙も立ち上がり本丸の出口へ向かう
靴を履いて玄関を出ると審神者が悲しそうな顔で立っていた
「里親本丸の審神者ってあんただったのね」
自「どうも」
歌「主にお別れの挨拶していいかい?」
自「これで会うのは最後だからね
時間は気にせずにゆっくりでいいよ」
歌「ありがとう」