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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第39章 好きな物


政「包丁藤四郎保護したって……あんたはそれでいいの?」

自「本人が嫌がってんだ、無理矢理契約しても信頼がなくなるだけだろ」


政府から包丁藤四郎の本丸の資料を見せてもらう
数ヶ月前までどうやら90代の女性が審神者をやっていたらしい
若い時は美しくとても力があり神社で生まれ育った次女審神者になった当時は15歳

そして丁度審神者の代替わりをしようと政府に届けを出した次の日

時間遡行軍に襲われた

歳のせいもあり力が弱ってきていたらしい
その隙を突かれた

本丸が使っていた小物一覧の資料を見て包丁藤四郎を探す


自「すごいな、男士をすごく考えている戦装束だ
ここの本丸よりも機能が発達している」

政「そりゃバリバリ戦メインの優秀な本丸だったもの
医療と戦闘については頭一つ抜けてたわ
戦メインじゃないここはどちらかと言うと本丸の設備に力入れてるのと同じね」

自「ここの本丸の包丁藤四郎の小物や衣服、手配してくれ
もちろん本丸番号も当時の物と同じ奴だぞ」


あんたもよくやるわね〜、と呆れられる
契約してないとはいえ
この本丸にいるのなら出来るだけのことはしてやりたい

最後は笑っていて欲しい



鶴「おい主、包丁藤四郎に本丸説明とかしなくていいのか?」

自「うん、ただ写真や記入はお願い
包丁はなるべく前の本丸の方針に合わせてやりたいから好きなようにさせて甘やかしてやって」

鶴「ホイホイっと
初の新人研修任せてくれると思ったらこれだもんな〜
なかなかヘビーだぜ〜」


たはは……と眉を下げて頬を掻く鶴丸
すると後ろからトットットットッと軽い足音たてながら飴を持って現れる包丁
私を見るなり「うげ……」と声が出そうなほど嫌そうな顔をする事に思わず吹き出す


自「お前顔が正直だな〜
その飴、貰ったのか?」

包「歌仙が作ってくれた、べっこう飴……」

自「良かったな、コイツ今日からお前の世話係」

鶴「よっ!鶴丸国永だ」


鶴丸を見るとムッスーとした顔をする
まるで頬に餌を溜め込んだハムスターだ
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