第36章 はじめてのおいしい
自「...兄者急に出てくんな」
髭「ん〜?
あれ?ぼくの言葉はスルー?」
自「気付いてたのか...?」
髭「まぁあの子達みたいに明確には見えないけど...
モヤみたいなのはね。
弟には何も見えなかったらしいから妖やバケモノの類ではないよ
まぁ考えるに遡行軍か検非違使が何か仕掛けてきたんだよ
ほたちゃんも変な気配に気づいてるっぽい、さすが神社暮らしだよね〜
...皆結構警戒してるよ。」
自「...なるべく手早く引きはがす」
髭「...そうだね。
あの大きい子の意思ではないだろうからね。
あの子のためにも早く終わらそう
僕も出来ることは手伝うよ」
自「ありがとう。」
髭「お礼はいらないよ
僕もここが賑やかになるのは大歓迎だからね
僕達と同じ子を救うのも。」