第36章 はじめてのおいしい
自「...何か変なのが入ったのか。」
政「その異変にいち早く気づいた平野藤四郎が折れたのかもしれないわね
しかもその本丸平野藤四郎のみ極になっていたのよ。
その可能性は大いにあるわ。」
自「ややこしい事になったな」
政「それとその大典太光世。
気をつけなさいよ
もしかしたら本人が気づかないうちに変なのが入ってる可能性もあるわ。
いまつるちゃんとごごちゃんに見張りお願いしなさい」
自「頭に入れておく」
そうか。
大典太光世に変なのが入ってるその可能性も...
典「審神者...」
自「...っ!?!?
びっっっっくりした...どうした...?」
無言で私を見下ろしている
本当にどうしたんだ...
すると走る足音が聞こえてきてごこといまつるが出てくる
五「大典太さん、僕達から離れてはダメですよ!」
今「やみあがりなんですから!」
典「あ、すまん...」
しゅんとなりいまつるに連れていかれる光世
その場に残っていた光世を見るごこの大きな目が急にスッと細まり睨みつけるような目に変わる
五「...あるじさま...大典太さんは僕達短刀が見ます。
大典太さんとはまた別におかしな物が付いているので安全の為にも...ね?」
自「大丈夫...?」
五「大丈夫です!
目はあるじさまより僕達の方が良いですから
あるじさまが下手に一緒に居たら逆に危険です
それに、今までの感じとは少し違うんです。
その証拠にこの本丸の結界の中にも入れてしまいました
あるじさまが死ななくてもおかしな力で昏睡状態になってしまえば元も子もありません
絶対にならないという確証は無いんです。
今回あるじさまは政府さんと大典太さんの事について調べてください。」
ごこが私の目を見ながらスラスラと言葉を並べる
やっぱり護り刀だ
主を護ることには頭はかなり回る
自「分かった。
ごこ、任せたよ
いまつるにもそう言っといて」
五「はい。
...虎さん出てきて」
真剣な顔で返事が返ってきた後光世の所へ戻る最中
腰にぶら下げていた虎が入る札を2回トントンと叩いて虎を出す
どうやら自分の目を一つ増やしたらしい。
??「だから、昨日斬らなきゃって言ったのに〜...」