第36章 はじめてのおいしい
薬の甲斐あってか昼頃には風邪は完治していて病み上がりだが大人しく短刀に囲まれながら折り紙などで遊んでいた
が
わたしが視界に入るとすぐに近くへ来てアヒルの子になる
自「大人しくここで遊んでてね
病み上がりなんだからあまり動かないで」
典「...分かった...」
prrrrrrrr prrrrrrrr
自「...はい、こちら里親本丸」
政「大典太光世の本丸を特定したわよ、特に不正はして無かったけど...
データが一つだけおかしな所があったのよ」
自「おかしな所?」
政「1週間弱前、この時間だと真夜中ねこれは。
元々そこの審神者は安定した力を持った結構優秀な子なんだけどその時一瞬だけ大幅に力が歪んでるのよ」
自「不正じゃないのか?それは」
政「不正ではないわね...
不正をしたらその瞬間審神者の力が歪み始めてるはずだもの
けど歪んだのはその一瞬だけ、その後は安定してるわ」