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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第36章 はじめてのおいしい




自「その腹の虫はお前の体が腹減ってるから食いもんよこせって言ってるんだ
いいから食え、美味いぞ」


するとゆっくりと口を開けてレンゲの中のものを食う
モグモグとゆっくり食べてる姿は少し可愛く見える


自「どうだ?」

典「おいしい...と、思う...」

自「そうだろう、そうだろう(笑)
もっと食え、太刀だから腹減るのは当たり前だ」



どうやら食べるペースがゆっくりらしく粥を全部食べるのに1時間かかった

食べるペースがゆっくりってよりも動作がゆっくりなのか?

風邪のせいもあるとは思うが...


薬を飲ませ少し話をする



典「起きたらここを出ていく
迷惑だろうからな」

自「もし良かったらだけどここに居てもいいんだぞ?」

典「いや、迷惑になる
そんな図体ばかりでかい刀がいたって何の役にも立たないからな」

自「迷惑じゃない
それにここを出たとしてどこに行くんだ
また行き倒れるだけだろう
政府塔に行ったとしても折られるか私の元に紹介が来て私が引き取るだけだぞ」

典「だが...」

自「それに顕現して間も無い
ここに居たらどうだ
ここにはお前を歓迎しないやつなんていない」

典「...」


大典太が自分の手を見つめてぐっと握り拳を作る

典「霊力で、また仲間を折ってしまう...」

自「...また?」

典「本丸で1人、折れたんだ...
平野、藤四郎が...俺のせいで...」


大典太光世の手を握ると少し手を引かれるが力強く握ると震えながらも少し握り返してくれる


自「どうして、自分が折ったと思ったんだ...?」
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