第36章 はじめてのおいしい
三日月から大典太光世が起きたと報告を受け起き上がり台所に立ち粥を手早く作り雪の降る景色を眺めながら大典太光世の部屋へ向かう
...やっぱり寒いな...
それにあそこにいた原因が捨てられたから...か。
自「入るぞ」
典「...っあぁ...」
少し怯えてる声でゆっくり障子を開けて電気をつける
その証明にもビクビクしている
蔵にしまわれていて顕現して間もない。
オマケに捨てられた、それが重なって少し周りに敏感になっているようだ
自「気分はどう?」
典「ぃゃ...大丈夫だ...」
自「頭痛いよね、大丈夫?
少し食べ物食べたら薬飲もうか
...よいしょ...」
典「なぜ...わかる...」
自「さぁな、何故だと思う?」
典「......(ぎゅるるるるる)
っ!?!?」
自「ブフッ...考え事も腹が減ってたら出来ないだろ
ほら、粥だ 食べろ(笑)」
レンゲで救った粥を冷まして口元に持っていく
すると顔をふいっと避ける
典「俺は、刀だ...腹は減らない」
...だからコイツやつれて免疫力低下して風邪ひいたんだな?
なるほどな。