第34章 可哀想
光「...」
部屋に光忠がいる
すっかり倶利伽羅が張り付いてると思ってたんだけど
...あ、そういえばそろそろアレか
準備もあるからそんな私に張り付いては入れないよな
自「ちゃんと寝た?」
光「っ!?
お、起きてたんだ...」
自「ん、寝たの?」
光「寝たよ」
隈が出来てるし...
自「嘘ヘタクソすぎ
人間は疲れてたり寝てなかったりすると隈出来るんだからな
...あの後、大丈夫だった?」
光「大丈夫だったよ
色々見て分かったけど僕が悪かったから
痛かったでしょ、ごめんね」
自「気にすんな(笑)
何か相談したい事、あるんじゃねぇの?」
そんな顔だ
何か気になる事がある感じ
光「...僕、1回鶴さんに刀よりって言われた事があるんだ
それに、僕には喜怒哀楽の喜楽の感情が欠落してる
これはどうすればいいのかな」
自「どうするも何も
まぁ、しょうがねぇんじゃん?
簡単に言えば刀剣男士の中では欠陥品ってやつだろ?」
光「...欠陥品...僕はガラクタってことだね」
自「ガラクタではねぇよ(笑)
私も死ぬ事が出来ない欠陥品だ
大丈夫、感情なんて次第についてくるさ
ふとした時にわかるよ」
光「何年もこの姿で過ごして来たのに分かるのかな...(笑)」
自「前の本丸では戦の隊長として働きすぎたんだよ
いってほかの男士ともあまり関わってなかっただろ、これからは仲間と関わる時間が増えるんだ
倶利伽羅が、笑えるようになったのも仲間と関わる時間が沢山増えたからって言うのもあると思う
それから自分の考えが変わっていったんだよ
きっとね。」
光「...僕の考えは間違ってたんだね(笑)」
自「まぁ、今回は間違ってたな
でも倶利伽羅を助けようとした結果だ
偉いぞ
仲間は大切だからな」
自「んじゃ、光忠、ちょっと手伝ってくれ」