第34章 可哀想
あの後伽羅ちゃんに変わって朝まで主に付くことを許してもらった
その間、ずっとアルバムや日記を見たりお爺様の鶯丸様にはDVDもあるよとディスクを出してもらいそれをずっと再生して見ていた
『倶利伽羅と本丸探検』
『みんなと一緒に畑当番』
『レク:ドッチボール』
他にも沢山あった本当に日常を撮ったような感じだ
みんな笑って本当に楽しそう
楽しい
楽しいってどんな感じなのかな
何をしてても特に何も思わない
一部の感情が欠落してるんだ
特に喜怒哀楽の喜楽が分からない
ぼーっと映像を見ながら考えているとベットの方から「スゥっ...」と息を吸う音が聞こえる
光「...」
本当に生き返るんだ
それが午前4時の出来事だ