第32章 ラジオ放送
丁度10年間共にしてきた審神者が亡くなって新しい審神者が来た時
政府塔に行った
暇で退屈でウロウロしてた時1人の審神者とぶつかった
俺と同じ白の着物を着た子でとても印象に残っている
傍に大倶利伽羅が居てその子をとても好いているのが見てわかった
珍しいと思っていたらまさかの里親本丸
思っていたより子供で驚いた事を覚えている
まぁちょろっとぶつかった事を謝罪して俺達の所の伽羅坊が居なくなった俺を迎えに来た
そしてここに来る1ヵ月前程に伽羅坊が折れた
そして前の本丸から逃げ出す前日
伽羅坊がよく読んでいた血だらけの本から一つの栞が落ちてきた
その栞は短刀が作った押し花のもの
その裏に書いてあったんだ
『俺が居なくなったら本丸の出口から南へ行け
ひたすら真っ直ぐだ
そしたら森の中に小さな祠があるその先へ行けば、里親本丸の結界の中だ
普通のやつなら入れないがお前ら2人なら必ずその結界の中へ入れるはずだ
あんたらだけでも助かってくれ』
何故その結界の場所を知っていたのか分からなかったがその次の日光坊を連れて町の人に見つからないように伽羅坊の言う通りに南へ向かった
そしたら言う通りに祠があり
その先へ行くと広く空気の澄んだ隠されていた本丸が現れた
伽羅坊の言う通り俺らは結界の中へ入れた
すぐに取り押さえられせめて光坊だけでもと思っていた
そしたら伽羅坊のじゃーじを羽織った義足の女の子が現れそれに続いて伽羅坊が来た
伽羅坊は涙をこぼし一緒にいたいと言ってくれた
そして俺と光坊は審神者と契約をしてこの本丸の一員となった