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里親本丸、始めました。【刀剣乱舞】

第32章 ラジオ放送




光「......」

鶴「ははっ!これ見ろ伽羅坊が大爆笑してるぞ!」

光「ここは僕達のいた本丸じゃない」

鶴「...あぁ、ここは里親本丸というところだ」

光「どうりで本丸の内装が違うわけだ...
違和感の原因は僕の頭が原因か...」

鶴「この本丸はいい所だ
過去を捨てろ、忘れろとは言わないが...過去にすがりつくのはもうやめにしよう」


過去にすがりつく...
過去にすがりついてる訳じゃない
僕はすがりついてない...


光「伽羅ちゃんが可哀想だよ!
過去にすがりついてるわけじゃない!
伽羅ちゃんがまた一人になっちゃう!」


床の間の伽羅ちゃんの刀を取る
もう一人にはさせないって決めた...
決めたんだ...


鶴「俺達の知ってる伽羅坊は折れた
違うか?」

光「折れた!確かに、僕達の目の前で折れた...!
でも、違うんだよ...鶴さん...っ...違うよ...」


違う...
言いたい事が言葉にできなくて歯痒くて鶴さんの膝に顔を伏せる

鶴さんの優しい手が僕の頭の上に乗って撫でてくれる

鶴さんが言ってる事が間違ってる訳じゃない
寧ろ正しいのも分かってる

でも違うんだよ...



鶴「...ここに来たのは偶然じゃないんだ」

光「...っ...」

鶴「俺はあの審神者に会ったのは初めてじゃない
話したこともある
俺達が知ってる伽羅坊もここの審神者に会ったことがある」
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