第32章 ラジオ放送
脚の力が抜けて壁に追い込まれた体がズルズルと床に崩れる
ゆっくりと包丁が抜けて逆の肺にゆっくり刺される
一思いに殺せよこのクソが...
もちろん不老不死と言えど痛みは感じる
正直いってアドレナリンが出てると言えどめちゃくそ痛い
自「...ヒュー...ヒュー...ヒュー...」
光「伽羅ちゃん、解放してあげるからね...
...っ...はぁ...」
自「ははっ...知ってる...か...
私と...契約したら...男士がすぐに...私の体に異変が起きた事が...分かるように......少しだけ痛みや......苦しみが私の体と...連動してんだ...
...っ...苦しいだろ...(笑)」
光「...っ...早く...死んで...お願い...」
自「残念...私は死なない...不老不死だ...
人を見かけで判断すんな...
男士も例外ではない...
...っ...それにお前の中の...大倶利伽羅と!...はぁ......ヒュ......この本丸の大倶利伽羅は似てるが全くの別物だ...
重ねて見てんじゃねぇぞ...
アイツ自身を...中身を見てやってくれ
私が言えるのはそれだけだ...」
ガラッと台所の扉が開き金髪がかったボブの白髪が顔を覗かせる
髭「...いた...っはぁ...ちょっと痛いんだけど...」
自「すまんって(笑)」
髭「ふぅ...ほらほらみつくんも、ダメだよ〜
ほらどいてあげて
つるくんうぐくんみつくんいたよー!」
鶴「居たか!?!?」
鶯「...これは酷いな...(笑)
掃除が大変だ...」
自「げほっ...ごほっ...」
髭「よしよし痛いね苦しいね...両肺に見事に穴があいてるから
多分死んじゃうと思う」
鶯「三日月!いい所にいた
主と光忠がちょっとトラブルにあってな
死ぬかもしれん」
三「そうか
それは仕方が無いな、大丈夫だこれ以上着物を汚してもあれだ
兄者が主を風呂に入れて綺麗にしてやってくれ
そしたらうぐ、お前が包帯で刺された所を保護する
そしたら部屋で安静にしてれば明日には治ってるはずだ」
自「みつただ...は...わるくないから...だから...」
三「大丈夫、分かっている
安心しろ起きたら居ないということは無い
だから今は寝てろ...」
自「...っ...」