第30章 鶴丸国永と燭台切光忠
契約を済ませ手入れ部屋でゆっくりと時間をかけて
だがなるべく早く終わるように男士達と手伝いながら丁寧に手入れしていく
鶴「いって!!
伽羅坊もう少し優しくやってくれ...」
大「俺じゃない」
鶯「俺だ」
鶴「おお!鶯丸!久方ぶりだな!」
鶯「ははっ
言ってこの本丸に来るまでずっと一緒にいたではないか」
鶴「俺の本丸には鶯丸は居なかったんだ
軽く10年間会ってないな(笑)」
戦装束の首の裾を確認すると
本丸番号1-2...
古参本丸じゃないか...
どうして...今になって...?
自「...本丸番号1-2...どうしてこんなに古参が今になって...」
鶴「...俺だって同じ気持ちさ。
俺は鍛刀で出された本丸の3振り目本丸でも古参だ
最初は初期刀の陸奥守、初鍛刀の愛染国俊、俺鶴丸国永そして審神者と4人
何も分からないから狐のこんのすけの指示に従いながら手探りで過ごした
すごい楽しい毎日さ
仲間も増えて伽羅坊にも会えて、昔伊達にいたという光坊とも仲良くできた
だがな。」
鶴「一時期流行ったんだ
本丸乗っ取りがな」
政「...あったわねそんな事...」
鶴「あぁ、まぁ幸い俺の本丸は乗っ取られずに済んだんだが、つい数ヶ月前だ...
俺たちの審神者が亡くなった...いや、殺されたって言うのがいいのか...」
三「......」
鶴「そこでまあ死んだ者はしょうがない。って事で政府から新しい審神者が派遣されたんだが...そこからだおかしくなったのは
要するに差別っていう奴だな
俺と光坊は気に入られていたからアレだったが伽羅坊が酷い扱いを受けていてな
しだいに一振り折れ二振り折れ最後に残ったのが俺らだったんだ
まぁそこで我慢ができずに逃げ出して来て里親本丸を探していたらいつの間にかあの捕まった場所にいたってことだ」