第26章 新しい家族3
2週間後
膝「......」
自「やっぱりここにいた!」
膝「うわっ!」
自「うわって言うな」
膝「急に出てくるな、びっくりする。」
屋根に登ろうとすると膝が腕を引っ張り上げてくれる
丁度片足だったから助かった
自「ありがとう
てかいつもいつも屋根で何してんの」
膝「何って...空見てる」
自「空ぁ?
晴れてんならまだしも今日曇ってんぞ、見たって楽しくなくね?」
膝の方を見ると何故か見つめられている
普段あまり目合わせない癖に珍し、どうしたんだコイツ
膝「...」
自「なんだよ、気持ち悪いぞ」
膝「...いや...すまん...」
私から視線を逸らして視線をキョロキョロしてズーンとなっている
えー...めんどくさ...
自「どうせくだらない事で悩んでんだろ」
膝「くだらない事とはなんだ!?
くだらない事...くだらない事、なのか......」
自「...話したくないなら話さなくていい、とは言わねぇ!
お前めんどくせぇんだからさっさと吐け!」
膝「お前はいつも強引だな...」
自「それだけが取得だ」
膝「それは取得と言わんだろ...」
はぁ、とため息を吐かれる
私ため息吐かれることなんて言ったのか...
膝「...あいつらとの、接し方が、分からない...」
え、くだらな...