第25章 壊れた太刀と見て見ぬふりの短刀
膝丸達の本丸前に来る、が
自「...ぅっぷ...」
大「大丈夫か...」
自「ちょっとまって......く、くせぇ...くせぇよ...!
あ"〜!!臭いが...!!」
髭「ありゃ、涙」
自「歴代最強の臭さきた...!
やべぇ......!本丸の中入りたくねぇ...!」
政「確かに臭いわね...(笑)」
まさかの臭さに本丸前で立ち往生
思わずしゃがみこみ吐き気を我慢する
鼻がいいので臭さが数倍にもなって押し寄せて来る
もう、ヤバイ
この言葉に尽きる
岩「大丈夫か...?」
自「無理無理無理...
逆に何でそんなに平気なの...」
髭「まぁ確かにくさいけど...
泣く程じゃないかな...」
本丸前で臭いに慣れるため数分うろちょろ
自「...っ...よし...」
意を決して本丸の門を開けて中に入るとこれまた強烈な異臭
口で息をして臭いを嗅がないようにするが口での息で自分の体内が汚れていく錯覚になるくらい異臭が凄い
自「一旦浄化していいっすか...
これじゃ仕事にならん...」
政「好きにしなさい(笑)」
札を取り出して臭いを浄化する
あぁ〜...息がしやすい...
岩「お、息がしやすくなったな」
自「じゃあ行くか
よしよし...これで臭いに邪魔されずにすむ」
スタスタと歩き膝丸と今剣が居るであろう大広間に向う
外からの方が早いかな...
今「...かってにはいられたらこまりますよ...」
自「...初めまして、今剣。
私達里親本丸の者です」
今「...かえってください...うすみどりがないちゃいます...」
自「...あなた達を引き取りに来ました」
今「ぼくたちはそちらにはいきません
うすみどりをほうっておけません
うすみどり...うすみどり...っ...うすみどりがぼくをよんでます」
一本下駄でタタタタと去っていく
岩融を見るとしょうがない奴だなとでも言いたげな微笑み
私に視線に気付いたのか私の方を見る
岩「何としてでもこの最悪な状況から助け出さなければ行けないな(笑)」
自「そうだね(笑)」