第2章 初めまして。
大「...っ...」
少しだけ違和感を感じた
体は痛くないし空気も綺麗で息がしやすかった
少しづつ目を開けると綺麗な天井が目に入る
大「...何処だここ...」
起き上がるとふかふかの布団に綺麗な畳
頭元には丁重に俺が刀掛けに掛けられてあった
錆びていたはずの刀身も綺麗に手入れされている
ただ一つ確信できること
ここは俺の居た本丸じゃない。
コンコン
「起きた?」
大「誰だ。」
反射的に刀に手をかけて抜刀体制になって後ろに下がる
「ごめんね、驚いたかな。
私ここの本丸の審神者、ケオって言います。」
正座をして行儀よく頭を下げるケオとか言う審神者
俺達みたいなのは直感的に人間の性格が分かる。
こいつはアイツみたいに嫌な奴じゃない。
柄から手を離して俺もその場で正座する
大「...なんで俺はここにいる...」
自「ここは里親本丸というところです。
最近出来たばかりで君を一時保護致しました。」