第7章 君が好き
大倉side
"勝手に私の前から
居なくならないで下さい!"
そう言って俺を睨み付ける
かめちゃんの目には
今にもこぼれ落ちそうなほど
涙がたまっていて…
そんなかめちゃんの体を引き寄せ
ぎゅっと抱きしめると
"ふぇ…"なんて
なんとも情けない声を出して
俺の胸に涙の後を残していく…
大倉「ごめん…ほんまにごめんな…?
俺は絶対に
かめちゃんの側から離れたりせぇへんから
やからもう泣かんといて?
俺もかめちゃんじゃないと
ダメやから…(笑)
俺はまだまだ子供みたいで…
くだらんことでヤキモチもやくし…
拗ねたり、怒ったりもする…(笑)
ほんまにダメなとこだらけやけど…
それでもこの気持ちにだけは自信がある…
俺はかめちゃんを…愛してるよ…?」
自分で言った言葉ながら
"愛してる"の言葉に
どこかそわそわドキドキして
にんまりと笑いながら
かめちゃんを見つめると
そんな俺のほっぺたを
優しくかめちゃんは両手で挟んで
かめちゃん「ありがとう…大倉さん(笑)」
そう言ってゆっくりと顔を近づけ
俺の唇にキスを落とした…