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片思いから始まる恋

第7章 君が好き


家の中に入ってからも

今自分の目の前にいる人が

大倉さんだと信じられなくて…



私のベッドに座り

気まずそうに下を向く大倉さんの手を

握りしめたままずっと顔を見つめていた…



そんな私の刺さりそうなほどの視線に


大倉「あの…かめちゃん…?

そんなに見つめんといて…(汗)?」



そう言って

顔をそらそうとする大倉さんの顔を

両手て挟んで…



「これは夢じゃないですよね…?

まぼろしでも…錯覚でもなくて…

本物の大倉さん…ですよね?」


大倉さんの目を覗き込み

バカげてると解っていながら

そんな質問をする私に



大倉「夢でも…まぼろしでもなく…

本物の大倉忠義です(笑)」



そう言って大倉さんは

私の髪を優しく撫でる…



大倉「昨日はほんまにごめん…俺は…」



そう言い言いかけた大倉さんを

ベッドに勢いよく押し倒して




「好きです!

大倉さんが大好きです…

大倉さんじゃないとだめなのに…

こんなに好きにさせたんだから…

今さら逃げ出さないで下さいよ…


勝手に私の前から

居なくならないで下さいよ…!」




そう言って私は


驚いたように私を見つめる大倉さんを

怒鳴りつけた…
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