第7章 君が好き
大倉side
安「うん…だから一応
それだけは伝えとこうと思って…
だからってこれを聞いてどうするかは
大倉しだいやけどね(笑)?」
そう言って安は
なんだか少し意地悪な笑顔を浮かべて…
「でも俺昨日かめちゃんに…」
安「分かってるよ…?
昨日のお前が可愛げもなく…
大人げもなかったことは…(笑)
でも俺やったら
謝ってかめちゃんがまた
俺を好きになってくれるなら
百回でも謝るし…
土下座でもするわ(笑)
お前は昨日俺をずるいって言うたけど
俺からしたら…
出会って一瞬でかめちゃんの気持ちを
掴んだお前の方が
よっぽどずるいと思うわ(笑)!」
そう言って笑いながら安は背伸びをして
下を向く俺の頭をくしゃくしゃと触る…
「ごめんな…安?」
安「もういいから…
ちゃんとかめちゃんと仲直りしーや?
最初に言うとくけど…
俺の大切な友達を泣かしたりしたら
ただじゃおかへんよ(笑)?」