第4章 気付かされる想い…
キスを終えた後も
私を抱きしめたまま
動こうとしない大倉さんに…
「あの…
そろそろ少し離れませんか…?」
そう遠慮気味に伝え離れようとしても
大倉さんの体はびくともしなくて
逆に私を抱きしめる腕に
ぎゅっと力を入れる…
大倉「いやや…離さへん!
俺のかめちゃんやもん(笑)!」
そう耳元で囁く声に
「何を子供みたいなことを…(笑)」
なんて笑うと
大倉さんは抱きしめていた体を
少しだけ離して
大倉「あーぁ…やっぱりかめちゃんは
俺のことを好きじゃないんや…(涙)」
なんてしょんぼりとした顔をして
私の顔を見つめる(笑)
でも…
「ち…違いますよ…大好きです!
大好きですけど…
くっついてるとドキドキするから…」
そう私が小さな声呟いた瞬間
大倉さんはきょとんとした顔をして
「だから…」
更に言葉を続けようとした私を
またぎゅっと抱きしめて
大倉「かめちゃんかわいすぎるわ…(笑)」
そう耳元で囁いた…