第5章 最強のライバル出現?
大倉side
お互いの気持ちを確認した次の日…
ルンルン気分で楽屋に入った俺とは
正反対に
俺より先に楽屋に入ってた安は
分かりやすくどんよりとした
オーラを放っていて…(笑)
「大丈夫…(笑)?」
そう声をかけてみると…
安「全然大丈夫じゃないよ!?
昨日からかめちゃんの顔が
頭から離れへん…(涙)
かめちゃんの好きな人って誰?
もう気になって仕方なくて
全然眠れへんかった…(涙)」
そんな怪しげなことばを
ため息と一緒に吐き出す…
だから予防線を引いて
「あかんて!!
安にはかわいい彼女がいてるんやから
あんまりかめちゃんかめちゃん
言わない!」
そう言った俺に
安は大きなくまが出来た顔で
俺を見つめて…
安「そうなんやけど…
どうしても頭から離れへんねん…
大倉…俺もしかしてかめちゃんのこと
好き…なんかな…?」
なんてとんでもないことを
言い出すから…
「全体に違う!!!
それはただの親心や!!!」
そう力強く言い切った俺に安は
"そうかなぁ…?"
なんて不思議そうに首をかしげた…(涙)