第3章 ドキドキする手と安心する手…
かなめside
"かめちゃん…着いたよ………?"
そんな優しい声が近くから聞こえて
寝ぼけながらその声に…
「お母さん…もう…ちょっと……」
そう返事をした所で
ふと意識が鮮明になる…(汗)
ゆっくりと目を開けて
恐る恐る隣に顔を向けると
案の定大爆笑中の大倉さんがいる…(涙)
大倉「かめちゃん…もうあかんて…(笑)」
そう言ってお腹を抱える大倉さんに
「すいません…完全に寝ぼけてました(涙)」
恥ずかしさのあまり下を向くと…
大倉「こっちこそ
遅くまで連れ回してごめんな(笑)
早く家入って休み?
それと次でプロデュースも最後やから
楽しみにしといてな?」
なんて笑いながら
大きな手で私の頭を撫でる…
「私の方が年上なのに…
なんだかこれじゃ
立場逆じゃないですか……
じゃあ……お返しに…………(笑)」
そう言って手を伸ばし
大倉さんの頭をくしゃくしゃと撫でると
大倉さんは驚いたように
顔を真っ赤にして…
大倉「ふいうちはあかんて……」
そう呟いて
私から顔をそらした……(笑)