第3章 ドキドキする手と安心する手…
大倉side
驚くことにかめちゃんは…
たくさんの星を見て
大いにはしゃいだ挙げ句
車に戻り走り出して5分で
夢の世界に旅立ち始める…(笑)
もうなんか全然年上とは思われへん
無邪気さやな(笑)
家の前についてからも
気持ちよさそうに
眠り続けてるかめちゃんを
起こされへんまま…
もう何分こうやって
俺は寝顔を眺めてるんやろう……(笑)?
こうしてじっと寝顔を見つめてると
ついふわふわと揺れる柔らかそうな髪に
触ってみたくなって
そっと手を伸ばし髪を撫でてみる…
それでも
かめちゃんは起きる気配さえなく
気持ち良さそうに眠るから…
今度はゆっくりと手を下ろし
真っ白なほっぺたに手で触れてみると…
お餅みたいに柔らかくて
吸い込まれそうな感触に
すごい勢いで心臓がどくんどくんと
暴れだして…
俺は急いでその柔らかすぎる
危険なほっぺたから
手を離した………(汗)