第2章 動き出す気持ち
かなめside
ふわふわ柔らかい枕に包まれて
気持ちよーく眠っていたのに
耳元で聞こえてくる大きな笑い声に
うっすらと目を開けると
なぜだか大倉さんの顔が
真上に見えて…
大倉「あれ……?
かめちゃん…目覚めた………?」
なんて私に笑いかけてくる…
その瞬間…
私がいままで寝ていた
気持ちがいい柔らかい枕が
大倉さんの膝枕だと気付かされ
急いで体を起こすと…
安「大丈夫かめちゃん?
お酒あんまり強くないんやから
無理したらあかんよ(笑)?」
なんて
私の顔を心配そうに見つめる
章ちゃんがいて………
「あれ…あの……あ…うん……(汗)」
なんて慌てまくる私をみて
章ちゃんは可笑しそうに笑う………(涙)
でもそんな私と章ちゃんを見て………
大倉「ごめんね…かめちゃん…?
めがねが机に当たって痛そうやったから……」
申し訳なさそうに謝る大倉さんは
なんだかしょげて小さくなった熊みたいで…
「こちらこそ…すませんでした(笑)」
そう言って笑うと
大倉さんもつられてにっこりと笑って…
そんな私たちを見て
安「俺の知らん間に仲良くなれるたみたいで
二人ともよかったなぁ(笑)?」
なんて何にも知らずに笑う章ちゃんに
「「うるさいわ!!」」
そう二人で声を揃えた(笑)