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片思いから始まる恋

第2章 動き出す気持ち


大倉side

安を好きやと認めて

真っ赤な顔をしたかと思うと

ビールを一気飲みして…


ケラケラ笑ったかと思ったら

突然"ゴン"という派手な音をたて

机に突っ伏したかめちゃんは


どうやら…

眠っているようで……(笑)


もう行動の全部が

飛び抜けてて

おもしろくて仕方ない(笑)



ビールを飲みつつ

ちらりと横に顔を向けると


なんだか机に当たるめがねが

とても痛そうで…


ゆっくりと体を動かし

頭を俺の膝の上に乗せると

かめちゃんは一瞬眉間にシワを寄せつつも

また気持ちよさそうに寝息をたて始める…



ずっと長い間…

自分の気持ちに気付いてももらえずに

側で彼女が出来るんを見続けんのは

俺なんかが想像する以上に

辛いことなんやろな………



なんでこんなに分かりやすいのに

安はかめちゃんの気持ちに

気付かへんのかな………(笑)?



そんなことを考えて

膝に乗るかめちゃんの寝顔を

ぼんやり見つめていると…



「大倉…それ…何してんの………?」


なんて声が聞こえて

振り返ると…



今度は驚いた顔をした安が


入り口に立ち尽くしていた(笑)
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