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片思いから始まる恋

第2章 動き出す気持ち


章ちゃんが言い忘れた………?


まさかとは思うけど

あの章ちゃんならあり得る話……(汗)



今にもパニックに陥りそうな頭で

必死に考えていると

いつの間にか目の前に大倉さんの顔が

迫ってきていて…


思わず"ギャー"なんてすごい声で

叫び声をあげる私を



大倉「何ちゃう声出してんの(笑)?

驚かせたならごめんな……?

放心状態やから大丈夫かなって(笑)

仕事が終わり次第安も来るから

とりあえず座らへん……?」



そう言うと大倉さんは

何の躊躇いもなく私の手を握り

自分のとなりに座らせる……



よく知りもしない男の人と二人きり



この状況は

私にとって地獄でしかない……(涙)



仕方なく

何を喋るでもなく下を向き

自分の膝をじっと見つめていると突然



大倉「かめちゃん!!」


そう名前を呼ばれ顔を上げると

大倉さんはなぜか私をじっと

見つめていて…



「あの……どうしたんですか(汗)?」



焦ってそう聞いた私に




大倉「かめちゃん…ほんまにごめん…」



そう言って大倉さんは

勢いよく頭を下げた…………
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