第1章 「出会い」
── 2週間後
「、、、チケット、プレゼント、そしてお手紙も、、、っと、よし!」
あの日からいつきくんの出演作品は穴があくほど見た。
Twitterもブログも全て一から見た。
その度に大好きが重なって苦しくなって辛かった。
でもそれ以上に幸せだった。
私の部屋にかけてあるカレンダーには、舞台までのカウントダウンが楽しそうに書いてある。
「へへ、楽しみだなぁ」
まぁ、そんなこんなで今日は「1のため息と10の笑い声」という舞台を見に行く。
もちろん、目一杯おしゃれをして。
舞台なんて初めてだ。
どんなところなのだろう。
全く想像がつかない。
だけどアレは聞いたことがある。
「出待ち、してみたいな、、、、」
そう、出待ち。
日本では暗黙のルールでダメっていうことになっているらしい。
「でもここでしか面と向かって話せないんだよね、、、」
ほんと、恋って怖い。
「うん、出待ち、しよう。」
こうやって暗黙のルールさえ破らせるのだから。