第1章 「出会い」
スルスル、と勝手に指が動く。
「教えて、グーグル先輩、、、、!」
あの人は誰?誰なの?
とっても笑顔が素敵な、あの俳優さんは誰なの?
私は落ち着かなかった。
いや、落ち着けなかった。
だって恋に落ちたんだもの。
「あ、甲賀 一樹、、、間違いない、この人だ」
この瞬間、灰色だった世界が輝き始めた。
でも色付きはしない。
だってあなたは「芸能人」だから。
「えっと、、、あと2週間後に舞台、やるんだ」
これから苦しい日々が始まる。
「チケット、買わなきゃ」
届かないあなたへの「恋」が始まる。